「我を求めよ 我はここにいる お前に会うために」



「やっほー」
「まったく、何がやっほーですか。」
「いいじゃん、たまにはさ。今さ、キスティーラにリリラの森の妖精たちがむかってんの。これからおもしろくなりそうじゃない?」
木の上でキスティーラを眺める少女。
「何がおもしろいことですか。大変なことでしょう?」
湖の中心に浮かび、同じくキスティーラを眺める女。
「別に、キスティーラの人がどうにかするでしょ、たぶん。出来なかったら笑えるけどね。」
「笑ってる場合ですか?あなたがどうにかしなくてどうするんです?」
「おもしろいことが起こったら近くまで見に行くから大丈夫だって。」
木の上からおり、湖のほとりまで歩く少女。
「そういう問題ではなくてですね・・・。」
「クスクス、そんなことばっかり言ってるとまたルークにおばさんくさいって言われるよ。」
「ルークのことは、今はいいです。あなたのことの方が・・・」
「それはひどいなぁ、ミレフィ。僕はこんなに君のことばかり考えているのに。」
いきなり木の陰から一人の男が現れた。
「わぉ、ルーク何してるの?こんなところで。」
「貴方に言われたくないなぁ。都が襲われそうなのに、貴方がこんなところで油を売っているから探しにきたんですよ?」
「へぇ〜、ご苦労様。」
「ルーク!あなたまでここに来てどうするんですか?都の危機を守るのがあなたの役目でしょう?」
「ミレフィを守るのも僕の役目さ。あと、ろくに仕事もしないで遊んでいる師匠のお世話をするのも僕の役目。」
「ほ〜、ろくに仕事もしないで遊んでいる師匠がお前にいるのか、大変だな、ルーク?」
顔はニッコリと微笑んでいるが、どうみても怒りのオーラでルークを少女は見ていた。
「いや、その、まぁ、なんというか・・・、あ!都を助けにいかないと、うん、そうだ、いかないとな。じゃ、ミレフィ、行ってくるよ、またな。」
「さっさと行って来い、バカルークめ。」
男は光を放ち、その場から消えうせた。



戻る